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60’s Bell Jardiniere Black Balmacaan Coat with liner Hyper Mint

60’s Bell Jardiniere Black Balmacaan Coat with liner Hyper Mint

「1813年頃、ピエール・パリソーは現在のバスティーユ広場近くのフォーブール・サン・タントワーヌ街の小間物屋で生地の販売をしていた。そして1824年、彼はノートルダム寺院の近くに店舗を獲得し、《ベル ジャルディニエール(BELLE JARDINIERE)》を創業。ラファエロの名画『ラ・ベル・ジャルディニエール(美しき女庭師)』から命名されたこの店では、生地の販売とともに既製服の販売も開始した。

ときは注文服が主流の時代。既製服は人々にとって “より安価で、お手軽な服”にすぎなかった。高い技術を売りにする仕立て屋からしても既製服ビジネスは技術の乏しい職人が始めるものとして軽視する傾向にあった。そんな中《ベル ジャルディニエール》は自社で既製服の生産から販売までを手掛ける画期的な事業を展開し、低価格で高品質でより大量生産できる服を提供しはじめた。産業革命以降のヨーロッパで多くの市民が《ベル ジャルディニエール》の既製服を買い求める必然があった。

1866年にはポン=ヌフ近く、パリ左岸における最高の立地に世界で初めて職人のアトリエと宿泊施設が併設された百貨店「ベル ジャルディニエール」をオープン。その後も支店や既製服工場を増設し、上品な紳士服、質の高いワークウエアなどを販売し確かな人気を獲得した。1851年に開店した世界初の百貨店「ル・ボン・マルシェ」、1855年開店の「ルーブル百貨店」、そして1865年開店の「プランタン」とともに《ベル ジャルディニエール》は大規模店舗のシンボルとして長くパリに君臨し、人々にファッションの楽しみを提供したのである。

1972年に惜しまれながらも閉店し100年以上続いた歴史に幕を閉じた。《ベル ジャルディニエール》が生んだ上品で質の高いアイテムは、今日のヴィンテージ市場においても特別な存在感を放っている。」(参照Them magazine No.050 P36)

そんなBell Jardiniereのバルマカーンコートです。こちらは年代の新しい60’sのものとなりますが、そもそもBell Jardiniere自体を市場で見かけることがほとんどなく、年代が新しいから出来るほぼデッドストックのハイパーミントのコンディションです。それでもこのコンディションで60’sはEuro Vinatageだから出来るのかと思います。そんなバルカマーンコートは、硬質なブラックのコットンポリエステルのボディー、サイドポケットで二枚袖ラグランの一見すると何てことないバルマカーンコートのように見えますが、そこはBell Jardiniere、ショルダーラインの縫製の仕方が恐ろしいです。ショルダーラインのセンターに入るステッチは肩周りの形状を作り込むためにわざと折り込んで縫製をかけるという手法を取っております。こういったところが、Bell Jardiniereの「上品な紳士服」との所以かもしれません。ぜひBell Jardiniereをリアルクローズとして今、使って頂きたいものです。上質なモヘアウールのライナーは取り外し可能です。

下記の寸法を参考にして下さい。

着丈104cm、身幅60cm、肩はラグラン

こちらではプロクリーニング仕上げでお送りいたします。

  • 特記事項

    キズ、スレ、汚れ等一切ない美品です。こちらではプロクリーニング仕上げでお送り致しますが、当商品は中古品です。中古品に抵抗がある方はご遠慮下さい。

¥64,800가격
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