日本のファッション界の重鎮、三宅一生については語る必要すらありませんが、衣服の原点である「一枚の布」で身体を包み、“西洋”でも“東洋”でもない衣服の本質と機能を問う“世界服”を創造してきました。布と身体のコラボレーションというべきスタイルの確立は、1978年発表の「Issey Miyake East Meets West」で集大成された。コンパクトに収納できて着る人の体型を選ばず、皺を気にせず気持ちよく身体にフィットする代表作「プリーツ・プリーズ」はこれらの延長線上にあります。これは、国内繊維産業の粋を集めた素材と技術に「ひとりひとりのための自由な服」という三宅独自の発想、行動する女性のためにつくられた時代性で世界中で愛され、2012年まで世界27ヵ国、435万枚が売れたといわれています。
　青山によく出没しますので、青山を歩いたらお会いできるかもしれません。
　ISSEY MIYAKEについては今後も出品する予定ですので、お楽しみ下さい。
 
　さて、今回ご紹介するのはISSEY MIYAKEのニットです。80年代のISSEY MIYAKEのスェットやニットなどの被り物で多いのがこの横に広がったネック部です。この形はISSEY MIYAKEのものとすぐ分かる形です。そして、ハマトラですかと言わんばかりオフホワイトのボディに2本のラインです。また、カフスとボディのリブがしっかりしていますので、少しバルーン形状になります。こちらも80年代のISSEY MIYAKEの特徴です。ニットと言えどコットンニットですので、春先にちょうど良いです。
 
　サイズに関してはメンズのM相当です。普段Sサイズ、Mサイズを着用されている方はゆったりと着用可能です。ニット生地は柔らかいのでショルダーラインがストンと落ちます。そしてレディースとしてもオススメです。下記の寸法を参考にしてご検討下さい。
 
着丈59cm、身幅60cm、肩幅60cm、袖丈53.5cm
 
こちらではプロクリーニング仕上げでお送り致します。