Ermenegildo Zegnaと書き「エルメネジルドゼニア」と読みます。Ermenegildo Zegnaは創業者であるエルメネジルドゼニアが1910年にイタリアで創業したブランドですが、元はエルメネジルドゼニアの父であるアンジェロゼニアが羊毛の製織を行っていたことから、エルメネジルドゼニアが服工場を始め、創業したと言う経緯があります。そうしたことから、エルメネジルドゼニア製品の生地は世界最高峰の生地を使用していると言っても過言ではありません。
　今回はリネンシャツのご紹介です。生成りに近いベージュのボディに霜降りのボディです。リネンの霜降りは、リネンの最初の工程である整経（縦糸を巻き上げる工程）より前に糸に染色させ、整経、整織の工程の順に進めないとできない色合いです。このようなリネン織りの工程を「先染め織物」と言い、霜降りや杢糸を使用した絶妙な異色効果のある高級織物となります。ちなみに整織の工程の後に染色するのが「後染め織物」と言い、一般的なリネンの製法となります。縫製も胸の箇所に縫い合わせが入っておりますが、フロントパーツを分けているため、パターンの原理上、生地をたっぷり使用しないと可能でない作りとなっております。フロントボタン、カフスボタンと、さすがElmenegildo Zegnaと言うべき金属製のスナップボタンが使用されており、Elmenegildo Zegnaの刻印が入っております。品質は折り紙付きのMade in Italyです。高級なリネン生地をたっぷりと使い、ディテールまで凝った作りをしているシャツである事が分かるかと思います。服の製法に対する意味とその価値が分かる大人のためのシャツを是非目撃して下さい。
　サイズに関してはメンズのLサイズ表記です。普段Mサイズを着用されている方はゆったりと着用できます。下記の寸法を参考にしてご検討下さい。
着丈81cm、身幅57cm、肩幅50cm、袖丈63cm
こちらではプロクリーニング仕上げでお送りいたします。